2015年8月25日火曜日

8.15解放70周年在日同胞統一祝典

1945年8月15日、朝鮮は日本の植民地支配から解放されました。全朝鮮人が解放を喜び、祝福しました。しかしそれもつかの間、他国の思惑と干渉によって祖国は分断されてしまいます。そして今もその状況は変わっていません。

今年2015年は1945年の祖国解放からちょうど70年目というわけで、光復70年を祝賀するとともに真の解放、統一へ、そのための指標として6.15南北共同宣言を支持・履行しよう!という祝典がありました。場所は東京です。

私たち在日韓国青年同盟だけでなく、他の団体とも共同で開催したので様々なプログラムがありました。そのうち韓青として民族楽器の演奏、サムルノリで出演しました。サムルノリといえば、こういう場合大抵オープニングアクトになるんですが、例によってそうなりました。

スケジュールを確認。のめり気味
朝集合して衣装や楽器を持って出発、会場に早速入ります。会場の地下に楽器の練習場所があるのでひとまずそこへ。

怒涛の楽器と技術指導!
楽器を確認したあといきなりセッション開始!何度かやってるしできるでしょうといった感じですが、それぞれ怪しい箇所があるので楽器指導担当のもとまとめていきます。

元気な演奏は元気な身体から
いい時間になり疲れたので適当にお昼ごはんを食べる。居酒屋の昼メニューを攻めていきます。

なんか広い
その後リハーサル。思ったよりも立派な舞台で驚きつつ、場所確認を済ませて一度通しで演奏しました。

演奏後、司会が始めるところ。
そして本番!・・・なのですが、舞台で出演していたので肝心の写真がありません。痛い。これはそのあとの司会が開会の挨拶してるところ。
演奏自体は舞台海幕一発目、フルスロットルで元気よく叩くことができたと思います。

紅白歌合戦ばりに出演者勢揃いで歌う
その後は様々な団体・個人の舞台を見ながら過ごし、最後ウリヌンハナを出演者全員で歌って終わりました。

立食パーティー
最後は祝賀宴的なものに参加してそれぞれ解散しました。
光復70年目であり分断70年目の今年、韓民族の歴史の最前線にいる私たちがやらなければならないことを再確認する祝賀行事でした。

2015年8月17日月曜日

サマーキャンプ2015に行ってきました!

前回の記事でお知らせした夏期講習会、韓青サマーキャンプに参加してきました!
韓青では普段のウリマル(韓国語)教室や青年セミナー(学習会)以外に、夏と冬に講習会を行っています。その夏バージョンがサマーキャンプです。今年もその季節がやってきたので、東京本部も愛知県知多半島に乗り込んできたというわけです。

今回は8月8日(土)〜9日(日)の開催。ですが東京本部はちょっと遠いので金曜日の夜発のバスで出発しました。渋滞に巻き込まれたり朝ごはんにデニーズ行ったりしていたのですが写真が無いので割愛。

最初が肝心!開会式
全員集まったら土曜日の朝から開会式です。司会がサクサクと進めていきます。実行委員長の挨拶や、班の発表などがありました。講習会中は年齢・地域・性別バラバラで班を作り、班長や副班長の指導のもと過ごします。

砂浜が熱い
夏といえば海!というわけで開会式もそこそこにいきなり海へ。東京の海に比べりゃかなり綺麗です(当たり前だ)。

海といえばスイカ割り。このあと全員でおいしくいただきました。
海を見て野生を取り戻したのか準備体操もせずに一直線に海へ飛び込む人もいましたが、とりあえず浜辺レクリエーションで班の団結を作ろう!楽しもう!という感じでレクが始まります。レクは朝鮮半島統一の思いを砂浜でより上手く表現したほうが勝ちというものや、定番のスイカ割り、スイカ早食い対決など行いました。

結構深いとこまで行ってた
その後、時間まで自由に海で遊びました。天気もいいし、気温も高くて気持ち良い海を満喫することができました。

今回は韓国民衆歌謡を歌うウリナラから選曲
遊び終わってお風呂入ってご飯食べたしもう十分なのでは?という感じですが、ここからまだまだプログラムは続きます。
とりあえずこれから企画が始まるぜ!という前に必ず行うノレ(노래=歌)指導が元気いっぱいにスタート。講習会の2日間で韓国の歌を一曲覚えましょうというわけです。

真剣に話し、真剣に聞く
そして講習会というからには講演があります。その時々テーマは微妙に変わりますが、在日同胞や日本社会、朝鮮半島と関係のある話を講師がするという部分は同じです。今回は副委員長が自分の人生を省みながら「差別」についてお話しました。

生でも食べられるという新鮮さ
そして晩御飯は高台からのオーシャンビューを楽しみながら肉や海の幸を焼いて食べるという、豪華コースです。講習会で食べたご飯の中でも高レベルの美味しさ。

その後、民族文化ワークショップを行いました。これはのちほど。

面白いくらい連敗して一方的な展開の時も
さて、色々一段落し、暗くなったところで夜のレクリエーションが始まります。一発目は新聞紙の上に二人が乗り、じゃんけんして負けたほうが紙を折りたたんでいくというもの。面積が狭まっていくので、乗れなくなった方が負けというシンプルなルールです。これ以外にも、箱に入ったものを触るだけで当てるゲームなど、参加者全員で笑いっぱなしで過ごしました。

楽器体験とサムルノリ発表
で、夜最後のイベントといえば文化マダン!晩御飯後に行った民族文化ワークショップの発表や三重県本部のサムルノリ発表をやるため一同外へ。かなり暗くなっていますが月の光を頼りにそれぞれ発表していきました。

民族楽器は両面太鼓のチャンゴをメインに体験して、ワークショップ参加者でセッション、途中途中に入る台詞は韓青に参加したことある人なら分かるものだったので見ていた人も含めて全員で盛り上がることが出来ました。少ない練習時間でも、楽しく民族楽器に触れることができたんじゃないかなと思います。

また、三重県本部のサムルノリ発表も、民族楽器サークルでの成果が見れて楽しめました。

結構きれいに光る
それからヨンドゥン(연등=燃燈)作りの発表。ブッダ誕生を記念して行う仏教行事で、韓国ではヨンドゥン祝祭と呼ばれ行われています。で、それを作っちゃおうというのをワークショップでやりました。作ってる時はなんじゃこりゃという感じでしたが、火をつけてみるとなかなか幻想的で、これならブッダも安心しておうち帰るべとなりそうな雰囲気です。

写真だけだとハリーポッターっぽい
そして最後は花火で〆。夏を凝縮したような企画ばかりですが、もうここまでやれば文句無いだろうと。テンションが上がりすぎてギターを引きながら勝手に夏ソングを歌い出すなど、解放されすぎな文化マダンとなりました。

変態ナルシスト(自称)の講演
二日目は朝いきなり講演!このために駆けつけてくれた先輩が、在日同胞青年として解放70年の今年をどう生きるか、といった部分について講演をしてくれました。
戦後史を通して世界情勢や朝鮮半島を取り巻く状況を解説したのが前半分、そこから日本社会で私達在日韓国人が、朝鮮民族として堂々と生きていくためにはどうすればよいのか、「民族的に生きる」とはといったところを後半分でまとめてくださいました。
眠い目をこすりながらも(毎回こんなだな)、みんな真剣に聞き、班別討論も盛り上がりました。

鉄板で焼きそばを焼く海の家スタイル
最後閉会式をやって講習会自体は終了。終わったしバーベキューやるぜ!というわけでまたしてもバーベキューです。講習会期間中はお酒NGですが、閉会式後の交流会なのでOK!

ステップが基本
非常に暑い中バーベキューでざっくばらんに交流していましたが、ここで最後の最後、未だあるのかという感じですが私達韓青が進めているアリランプロジェクトを展開しました。フラッシュモブのようなもので、ダンスとメッセージを発信しています。それをみんなでやろうというわけです。

軽く練習したあと動画撮影して終了しましたが、流石に暑すぎたようでヘトヘト。しかし映像を見返してみると気合の笑顔が見られるので楽しいと思います。そのうちアップされると思いますのでお楽しみに。

というわけで弾丸一泊二日の海と民族と仲間と人生と文化と青春のツアーが無事終わりました。東京からは少し遠かったですが、地域は違えど同じ韓青の仲間と色々な話もできてとても良い夏期講習会になったと思います。